2014年2月27日木曜日

認知症予防のアロマ?             使い方に気をつけて‼︎




3月1日に予定している「植物魔女の会」で、使う精油ティートリーとラヴェンダーを買いに、天神に行くと、どの店もラヴェンダーオイルが売り切れでした!

最後にやっと見つけたジュリークのラヴェンダーオイル。店員さんに、「どのお店も、ラヴェンダーが売り切れでした。シーズン的なものでしょうか?」というと「何か番組で、アロマのことが取り上げられて、放映されたみたいですよ。ラヴェンダーとレモンと何かが、どこも売り切れみたいです」と教えてくれました。
え〜、この国の人たちって。。。。
テレビの威力ってすごいのね。。。
などと、考えながら帰ってきて、ネットを調べてみると、どうも「たけし」の番組で、認知症予防のアロマが取り上げられたみたいです。

それで、行くところ行くところのアロマショップがご老人でいっぱいでした。
最近は、アロマもシニアのみなさんに人気になったのね〜なんて思っておりました。
テレビの力ってすごいんですね!!!

そして、たけしの番組の報告ページを見てみると、精油の使い方で、気になる書き方がありました。
このアロマの記事を紹介しているいくつかのネットショップの記事も見て見ましたが、取りようによっては、とても危険な表現がしてありました。

何かが、起こってからでは、大変なので、気をつけることを、書いておこうと思います。
まず、認知症予防のブレンドですが、その中に、ローズマリーとレモン、オレンジなどが使われていますが、この精油は、使い方に気をつけていただきたいものばかりです。

まず、ローズマリーは、本当に脳に効果的な精油ではありますが、癲癇をお持ちの方は、発作を引き起こす原因になります。

また、オレンジもレモンも、ともに光感作作用があって、精油を使った後に、太陽にあたると、皮膚が黒くなることがあります。
刺激があり、使用には気をつけていただきたいものです。

香りを嗅ぐくらいなら大丈夫だろうと、芳香浴のランプやディフューザーに、何度も何度も精油を足して嗅ぐことは、危険です。
レモンの精油を、一日中焚いていて、外に出た人の皮膚が、日光反応して真っ黒になったという例もあります。
レモン、オレンジ、グレープフルーツなどの、柑橘系の精油は、使い方に気をつけていただきたいです。
いい香りだからとお風呂に入れたりすると、皮膚刺激があって、肌がピリピリすることがあります。

精油を炊くのなら、20分がマックスの時間です。
この時間を守っていただきたいと思います。
香りがしなくなったと感じて、何度も精油を入れ足したり、長い時間焚いて嗅ぐことは、とても危険なことでです。

番組の報告には、2時間以上嗅ぐとかいてありました。
私は、番組を見ていないので、なんとも言えないのですが、この記述を見て、その通りにしたとしたら、効果がある人もいるかもしれませんが、体調を崩す方もいると思います。

また、アロマは、とても効果のあるものですので、使用方法を守り、安全に使っていただきたいと思います。
特に、ご老人や赤ちゃん、3歳未満の幼児、ペットたちには、適量の半分で対応していただきたいと思います。

本当は、たけしの番組の報告をしている人に、連絡とって、もっと慎重に記事を書いてくださいと言いたいのですが、どこに言ったらいいのかわかりません。

一人でも、多くの方が、勘違いして使わないよう、この記事を読んでくださることを祈ります。
また、たくさんのアロマセラピストが、同じように、精油の正しい使い方を、ご自分のブログなどで書いてくださることを祈ります。

よかったら、こちらの記事も参考にしてみてください。



【追記】

ネット上に掲載されている動画を教えてもらって見てみました!
アロマセラピーは、本当に効果が出るものだけに、誤解を招く点は、やはり「2時間以上嗅ぐ」という表現だと思います。
番組を見ていない人が、文字表現だけみて、もしも、精油を部屋で2時間以上炊き続けたり、鼻に近づけて嗅ぎ続けたりすると、きっと、気分がわるくなると思います。
ローズマリーは、とくに、気をつけて使っていただきたい精油です。

また、ブレンドの割合も、紹介していましたが、精油は、ラヴェンダーとティートリーの二つだけが、原液で使ってもOKなもので、その他の精油は全て、オイルなどで希釈して使わなければなりません。そういう、禁忌の説明や使用方法の紹介もしていないところが、良くなかったなあと思います。

お年寄りに向けてのセラピーの紹介であるため、アロマの知識が殆どなく、テレビで紹介されたから、使ってみようという感じで、精油を買いに行ったなら、いろいろ大変なことも起こりえるということです。
あとは、お店の方が、禁忌の説明と、正しい使用方法を説明してくださることを祈ります。

TVの力って、凄い!
だから、責任重大なんだと思います。命に関わることだけに、もっときめ細やかな説明や配慮が必要だと思いました。
それは、私を含めて、アロマを仕事にしている全ての人にも言えることなんだなあと改めて思いました。
これからは、精油の禁忌や、使用方法の記事も書いて行きたいです。